103系の動向予測

大阪環状線に体質改善車を集める動きだが、編成数からするとあと30両程度で終結しそうだ。現時点ではT 400とNS609が森之宮電車区に転入してきそうな状況であるほか、Tc836の動向に注目が集まっている。
さて、このTc836を含むNS612編成は、Tc68以外の5両が40N施行車だが、これを除いた5両が全て森之宮に行くかどうかは微妙なところだ。現在森之宮には環状線用に8連14本の103系が在籍しているが、体質改善車主体の編成が8本ある。また201系も15本在籍しているが、最終的に16本となる見込み。103系で特に体改工事を受けていない車両を主体とする6本*1のうち、5本は奈良・日根野電車区の体質改善車のみの6連(入場中のNS609を含む)で差し替えることができる。残り1本は201系と置き換える*2。これで足りない分のTc1両(836?)(とT 400)で賄うことで、状態の良い車両が編成を揃えることができる。ということは、MM'*2が必然的に余るため、日根野行きの可能性が出てくることになる*3
日根野からは、6連3本の転出は確実となったが、M 525-M'681、Tc192や4連に入っているMM'、補助電源の復元が必要な体改試作車が残留することになるほか、余分な中間車が転入してくる可能性が出てきたので、体質改善車が撤退する可能性はないといえる(Tcは単独で転出という可能性が否定できないが)。
201系転用の計画変更で80両前後が余剰となることとなった。計画変更の前の段階で、岡山等へ転出した26両*4を含め、森ノ宮から35両、奈良で45両、日根野で50両*5の余剰が出ているが、総両数は当初計画と大きな変化はないと思われる。また、サハ102は全廃の見込み。

*1:編成中のサハはほぼそのまま再利用。

*2:ただし201系も編成構成が変わるため、この1本分はしばらく残るかもしれない。

*3:無論、自区の編成に入る可能性もある。

*4:逆に岡山から奈良へ2両転属している

*5:205系の転用分を含む