阪神5311型

http://wind.ap.teacup.com/ottotto/342.html
 1968年に増結用両運転台車として登場。'80年代に片運転台化・制御装置の更新。現在は5131型と編成を組む。
 ここでは、編成の変化をまとめてみる。門外漢が記憶している情報だけで書く記事なので、間違っている部分があったら指摘してほしい。またせっかくなので、編成を組む5131型についても記す。

  • 意外と単純な5311型の変遷

 当初は両運転台車だったので、固定編成は組まなかった5311型だが、増結運用が無くなってからは、2両ずつ固定化。
  5311-5312
  5313-5314
 4連化後はしばらくこの2本を併結して運用。
  5311-5312+5313-5314

  • 何の変哲も無かった編成

 一方、現在5311型と編成を組む5131型は、1981年に老朽化した車両の取替え用として5331型と共に登場。5143Fもその中の2連2本として登場。
  5143-5144
  5145-5146
 その後5001・5131・5331型は4連固定編成化。
  5143-5144-5145-5146

  • 震災から生き延びた5143F

 1995年1月17日、阪神大震災発生。阪神も甚大な被害を受け、50両近い廃車が出た。
  5143-5144-5145-5146
  5151-5152+5269-5270
 この他各停用では5261型4両も被災して廃車になっている。旧5145Fの2両を失った5143Fは、編成を組んでいた5151型を失った5261型と編成を組むことになる。
  5143-5144+5269-5270
 なお、5151型はこの2両のみの存在だったため、この時点で形式消滅となった。また5311型はこの時点では被災廃車も無く、編成にも変化は無かった。
 5261型の廃車に伴い、余った5131型を5311型の奇数方2両と差し替え。
  5143-5144+5313+5314
 1967年に登場した5261型が引退し、いつ5311型が廃車になってもおかしくない状況であった。しかし車齢が若い5131型に端数が出ている関係で、未だに残っているのが現状。既に阪神でも最古参になり、5131・5331型に事故廃車が出て、余った車両と入れ替わる形で廃車ということでもない限りは当分現役を続行すると思われる。