「扱き使う」から「休ませる」へ

誰が提唱していておかしくないかとは思う。急な思いつきなので、とりあえず簡潔に。
生産性の改善が社員の余裕に向かないのは、他に投資しているからなのか、少数精鋭化を図るためなのか、社内の見通しを善くするためなのか?
社員数に余裕を持たせて、常に働いている人数を一定割合以下に抑えるというのはどうだろうか?そもそも一般的な人件費の削減という方針から外れてはいるけど、それなりに休暇を摂らせないと働くほうも辛いし、失業者数も減らないのではないかと思う。働きたくても働けないとか、働き詰めで参ったとか、極端という以外に何と言うべきか・・・。ただし、これを行う場合、出勤状況を厳しく管理*1しないと面倒なことになる。無意識、或いは強制的に働き詰めになったり、その一方で休みっ放しの給料泥棒の発生が懸念されるため、そういった状況に陥らないための管理である。長期間の雇用なら年単位で調整してもいいかもしれない。重要なのが、労働と余暇の割合の調整。これは賃金に応じて変えてもいいだろう*2し、仕事の成果が非常に大きい場合は休暇日数を上乗せするということもありかもしれない。
問題には賃金の払方をどうするかというものもある。休暇日数分を有給とすれば、当然人件費も嵩むことになるし、無給にしても、結局基準となる賃金を引き上げることになってしまうと思う。とはいえ、ここを変えないことには、失業者を減らすこと自体に無理が生じるのではないだろうか。

*1:無論、出勤を強要するものではない。

*2:当然ながら、最低限の余暇は保証する。