KATOの方向性は間違っていないか

最終日となった、今年の「鉄道模型ショウ」を観てきた。KATOブースの説明を集中的に聞いてきたが、他社が車両メインで攻めているのに対して、運転システム等の強調が目立っていた印象。新製品・予定品情報でもキハ35系がほとんど触れられないなど、それほど力が入っているようではなかった。一方で「複線ユニトラック」や「橋上駅舎」に対する積極性は強く、丁寧に時間を掛けて解説。しかし、拡張性を誇張しているにもかかわらず、相変わらずホーム2面以上への拡張が不可能な点はどう説明されるのだろうかと思う*1。そしてすっかりお馴染みの「DCCの宣伝」も。
橋上駅舎の件を含め「ホーム2面以上への拡張が不可能な点」は「複線プレート線路」発売当初から気になっていた点で、先に発売されていた「複線高架橋」も駅以外の部分こそ拡張不可能であるものの、駅構内は自在な拡張が可能*2であるだけに、主観的な印象ではあるが、何かと惜しさが付き纏う。今となっては、カタログ落ちとなって久しい旧製品の拡張パーツの再生産を望めるはずもなく、「KATO製品のみで大きな駅を組む」ことは不可能になってしまうのであろうか・・・。

*1:突っ込んでもよかったのだが、ここでやるくらいなら総本山へ突撃したほうが話を通し易いと思うので、やらなかった。

*2:駅舎が高架橋の中に納まっているということはあるが