大型補強がうまくいかない件

今期のJリーグを見ていると、せっかく補強した戦力が上手く機能していないケース(特に外国人)が目立つ。
1.監督の肝いりで獲得も噛み合わずに先発落ち
2.目玉にすべく獲得してはみたが、球団の方針と合わず構想外
3.調子が上がらない間に先発が変わり、出番喪失
4.契約後に怪我で出番なし

4は仕方ないにしても、補強リストの作成で結局ネームバリューや実績が元になっていたりするので、実際合わせてみないとわからない部分も多いと思う。それでも既存、もしくは国内で移籍した外国人選手は、今期も安定した成績を出し続けているのだから、全くの初めてという場合はやはり難しいものがあるのだろう*1。様々な壁を乗り越えられなければ先発落ち、ベンチ外、構想外、退団という方向へ向かうことになり、選手本人にも球団にも痛手となってしまう。今期、スカウト達は何を間違えたのかは知らないが、リストアップにはもう少し冷静になってほしいものだ。どうにかベンチ内に入っている選手や、怪我から回復してくる選手に期待したいものである。

結局、今期の新外国人でまともに活躍しているのは、FWではないものの新潟のマルシオ・リシャルデスくらいか・・・。活躍していないほうが挙がらないくらいなのは、正しいのだか間違っているのだか・・・。

外国人選手でも日本で実績を重ねていたりすると、広島のウェズレイやかつてのビスマルクのように大記録を達成できることがある。彼ら程長期間ではないにしても、移籍当初から活躍できる外国人選手は何かしらの意思が強いのではないだろうか。

*1:ただし国内の移籍でも、出番を失った選手はいる。