いきなり撮影開始

「銀河」で京都到着後、直ちに撮影に不要な荷物をコインロッカーに詰め込み、奈良線に乗り込む。宇治止まりだったが、宇治川橋梁で撮影するので実に都合がよかった。

  • 行ってみてわかったこと:京阪宇治駅

これはやや驚いてしまった。今回利用した撮影地点が紹介されていたサイトには一言もそういう記述がなかったからであるが、一応「京阪宇治駅」という記述はあった。撮影地としてではなく、食料調達の場としてであったが。ここでパンを齧りつつ2時間半程撮影。対岸の踏み切りの警報機と遮断棒が目印。異様にゴミの放置が目立ったので、とりあえず煙草の吸殻以外はゴミ箱へ捨てておいた。

  • 雑草蔓延る堤防で

続いて向かったのは、山科川橋梁の西側。曲線を曲がってきた列車が撮影できる地点で、堤防の上から撮影する。雑草が生えており、光を遮る場所がないので、かなり暑い。
ここでは背後にある六地蔵駅を接近の合図にすることができるのだが、堤防の外側の道路は当然下を潜るわけで、しかもこの地点は前後の信号の状態が全く把握できない。最初はいきなり目の前に電車が迫ってくることに驚かされたが、慣れてくると走行音でわかったり、パターンが読めるようになってくるので、だいぶ楽になってきた。しかしそれでも、隣接する車道橋梁の継ぎ目から発生する音に惑わされたりはしたが。

  • 極端に厳しい川原

六地蔵駅前のショッピングセンター内のラーメン屋で昼食を摂ったあと、そのまま木幡方向へ向かい、次の撮影地へ。堂ノ川橋梁手前なのだが、その堂ノ川?沿いの道が踏み切りもないところで線路を横断するという恐ろしい地点で、立て札こそあったものの、高校生は平気な顔をして横断していた。私も渡らざるを得なかった。
この堂ノ川、かなり源流に近いようで、極めて垂直に護岸工事が施されてあった。今回見た限りだと平常時の水流はかなり少ないと感じた。また護岸の段には、まだ使えそうな黄色い自転車が引っ掛かっていた。
さてここの問題点は、すぐに飲料の買出しに行けないこと。何度も線路を横断するのはさすがに事故の原因になりそうだし、おまけにカメラに目が届かなくなってしまう。日陰こそ対岸にあるが、撮影地点との間の動線が直線にならないので、列車が接近しても直ちに戻れないということにもなりかねない。しかも、この日は直前の2晩ほとんどまともに睡眠が取れていないということもあり、運用が単調で飽きもきて、あまり枚数を撮らないうちに撤収。木幡から奈良方面へと向かった。

  • 疲れきったまま

城陽〜奈良へ。奈良で改札を出ずに平城山へ戻り、奈良電車区を観察。なぜか日根野区の青い車両が(どうも車輪転削らしい)。観察後、木津へ移動し片町線で一気に大阪都心部へ向かい、そのままホテルへ。

  • ある意味で本末転倒

さて、無事にホテルに入ったはいいが、荷物の半分は京都駅のコインロッカーの中。少し休憩したあと、大阪駅へ出て新快速で京都へ。荷物は最後に回収できればいいので、ひとまず夕食とする。なんだかよくわからないのでとりあえず伊勢丹の食堂街で探すことに。デパートの食堂は入りにくい種類の店が多いし、せっかくの京都の料理も敷居が高そうで、手を伸ばしにくい。結局江戸前の寿司屋に入り、奮発。安めのネタを最後に持ってきたのは明らかに失敗だったが、質がよかっただけに満足。そのまま駅で残っていた荷物を回収してホテルへ戻った。