少しは鈍感でいこう!

昨今の著作権を巡る揉め事を見ていると、そういう批判ができるのはどこまで可能なのかと考えてしまう。芸術というものは、多かれ少なかれ既存のものからの影響を受けてしまうのは仕方ないと思うのだが、恣意的な流用にしても、尊敬の意を込めて元の作品を流用している場合*1もあれば、非難する目的で流用される場合もあり、一概にどうだということは不可能。しかし元の作者がそういった行為を非難するのは著作者の権利として認めざるを得ないものの、一般消費者、特に最近のWeb上での粗探し的な非難*2はどうにかできないものか・・・。少なくとも一般消費者が「これは完全な盗作だ」と騒ぐことは無駄であると考える。

*1:最近の受賞絵画盗作騒動もこれに当たる。

*2:のまネコ騒動を発端とした、一連の盗作疑惑の浮上が代表的。