最強の角型

その母の実家から程遠くない場所にあった角型信号機。小学生時代だかに見つけた頃既に、いかにも古参といった雰囲気があったのだが、時期は忘れたものの初めて見たときに覚えたあまりの強烈さは未だに覚えている。

  1. 青がなくて、そこに矢印が入っていたこと
  2. その矢印が京三矢印における初期型特有の通称・矢型(あるいはスペード)
  3. 45度の斜め庇

そして半端でない錆び方であり、当時そこまで古い灯器を見たことがなかった私に、強烈な印象を与えてくれた。思えば、この強烈な信号機が私に信号機に対する興味を抱かせてくれたとも考えることができる。
さて、昨日は上記の通り母の実家にいたわけだが、母と伯母の買い物ついでにこの灯器があった交差点を見てきた。残念ながら、その灯器は同じ交差点内や付近の交差点に設置されていた丸型共々既に交換されており、同じ位置には薄型灯器が同じ角度を向いて取り付けられていた。隣の交差点にある歩道橋に設置されている薄型灯器を確認したところ、昨年11月の製造で、どうやらその前後に周囲の交差点を含めて一斉交換が行われたようであった。昨年まで存在していた可能性も高いと考えられる。