美人選手がいないと人気が出ない?日本のスポーツ

 まぁ、あれか。選手に惚れて興味本位で観始めたら、はまったってやつ?逆にいえば不振のスポーツの集客力を上げるために美形の選手が動員されているといったところ。これは日本人が日常的にスポーツに慣れ親しんでいないからこそ使える手段ではないかとさえ思えるのだが・・・。
 まぁ一種の普及活動にはなるのだが、それは根本的にその競技を根付かせるということとは、また別の話ではないだろうか。かつてのボーリングブームを考えてみればわかるだろうと思う。もっともボーリングブームの頃は一般への指導のほうに力が入っておらず、設備のほうだけ増えていたので、ブームの終焉とともに全国にボーリング場の廃墟が多数出現することになってしまった*1が、今は選手から人気が出た競技でも大抵は教室があるので、募集人数/応募総数の倍率の問題はあるものの、普及活動という点では大幅に改善されているものと思われる。しかしそれでも観るほうに偏っている人*2もいるし、「単なるブーム」と流されてしまうかもしれないのが、競技自体を楽しんでもらえていない点の弱み。そうなると「かわいい」「かっこいい」では済まなくなってくるわけで、競技そのものを楽しんでもらえなければ、また衰退してしまう危険が付きまとうことになろう。

*1:240レーンもの規模を持ちながら、客足が伸びずに廃業してしまったボーリング場もあり、未だに廃墟として存在しているらしい。

*2:早い話が「選手を見たいだけ」という場合もあるかもしれない。